働き方の選択肢がたくさんありすぎて迷っちゃう。
両立が難しくなってやめていく人もたくさん見てきました。
子どもの具合が悪くなったときに休みづらいことがつらくて・・・
夜勤や残業があり、保育園に預けている子供のお迎えが間に合わない
小学生の子供を自宅に一人で待たせている
子どもの具合が悪くなったときに休みにくい
などなど悩みは尽きないと思います。
本記事では、私の経験から、育児中の看護師におすすめの働きかたを紹介したいと思います。
仕事と子育ての両立がツライ・・・と悩んでいる看護師ママに読んでいただけたらうれしいです。
記事を読むとこんなことがわかります
- 育児中の看護師におすすめの職場をしりたい
- 育児中の看護師におすすめの勤務形態をしりたい
- 子供の成長にあわせた職場選びのコツをしりたい
子育て中の看護師が働きやすい職場
1 病院の外来⇒総合病院の外来
2 急変や臨時のイベントの少ない病院
⇒療養型の病院、リハビリ病院
3 訪問看護
4 クリニック
1 病院の外来
病院の外来勤務は残業が比較的少ないです。
クリニックは新患も多いですが、大きめの病院によっては初診はかかりつけの診療所・病院からの紹介状(診療情報提供書)が必要となることもあります。
そういった病院の場合は、新患が少なく、ほとんどの場合が予約患者のため時間通り診察が進んでいくことが多いです。
また、私は総合病院の外来で1年ほど勤務していましたが、夜勤は月2回程度でした。
病棟勤務になると月4~5回程度の夜勤があるので夜勤は少なめです。
外来には同じような看護師ママが何人も働いていたので、子どもの体調不良に伴う欠勤や早退についても理解があり、肩身の狭い思いをすることは少なかったです。
総合病院で働く大きなメリットとしては、部署間の異動ができるということもあります。
外来や一般病棟のほかにも、検査科、ケモ室、透析室、手術室などそれぞれの部署があります。
訪問看護ステーションが併設している病院もあります。
子供の成長に合わせて自分と家族に合った部署に異動も可能なのがメリットだと思います。
外来の仕事をもっと知りたくなったかたはこちらの記事も一緒にどうぞ!
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2 状態が安定している患者さんが多い、または入退院の少ない病院
療養型の病院や慢性期病院になると患者の容態は安定していることが多く、新たな治療をするというよりはADLの拡大や日常生活援助がメインになります。
病棟勤務では臨時入院や患者の急変、急な検査や治療が行わるときに多くの時間が割かれます。
療養型病院やリハビリ病院では臨時入院はほとんどなく、急変も少ないため、急性期病院の病棟と比較すると残業が少なく時間内に処置が終わることが多いです。
ただし、スタッフの数は急性期病院よりも少ないため、急な休みや早退をする際に柔軟な対応をしていただけるのかは事前に確認しておくのがよいでしょう。
また、業務量は比較的少ないとはいえ、病棟勤務なので夜勤や休日勤務はあります。
仕事内容や量も一般病棟と変わらないので効率的に仕事を行っていくことは必要です。
3 訪問看護ステーション
訪問看護ステーションも子育て中の看護師ママにはおすすめの職場です。
夜勤がなく、土日祝日が休みであることが多いことや残業も少ないことが多いです。
訪問先での処置は単位数で決まっているため基本的には時間通りに自宅を訪問していくことになります。
施設によっては直行直帰を採用しているところもあり、看護記録は車の中か自宅に帰ってから書いているところもあるようです。
オンコール当番があることが多いので、オンコール時の子供の預け先を確保する必要があります。
訪問看護ステーションは比較的小さな事業所が多いため、看護職員が少なく急な休みや早退の対応が難しい場合もあります。
母体の大きいステーションの方が休みや早退に対応はしやすいかもしれませんね。
4 クリニック
クリニックは土日あるいは日曜休日のことが多く、決まった休みが確保されること、夜勤がないことが魅力的です。
病院に比べると残業も少ないことが多いです。
スタッフの人数が少ないため急な休みの対応が難しい場合がありますので確認が必要です。
ママに理解がない職場だと肩身が狭いこともあるかもしれません。
雇用形態別のメリット・デメリット
[st-kaiwa4]雇用形態も色々あるけど、どんなものがおすすめなのかな?[/st-kaiwa4]
正社員(フルタイム労働)
期間の定めのない労働契約を結んでいて、1週間の所定労働時間が40時間程度(1日8時間・週5日勤務等)のフルタイムの労働者のことをいいます。
メリット
給料が高い
給与の他に昇給や賞与がある
キャリアアップを目指せる
手当てや福利厚生が充実している
デメリット
残業が発生しやすい
病院勤務の場合夜勤があることも多い
学習会や研修の参加が必要なこともある
委員会などの仕事を任されることもある
派遣看護師
派遣看護師とは、人材派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の病院や施設に勤務する働きかたを指します。
正社員やパート・アルバイトのように、勤務先と雇用契約を結ばないのが特徴です。
そのため給与も人材派遣会社より支払われることになります。
メリット
希望する日数や時間など自由な働き方ができる
時給が高いことが多い
派遣先の環境が合わなかった場合すぐに変更が可能
デメリット
継続して働き続けることはできない(同一事業所で働けるのは最長3年間まで)
昇給やボーナスはなし
退職金はなし
パートタイム
パートタイムとは1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者のことをいいます。
メリット
働く時間や曜日を決めることができ、短時間で勤務が可能
時間外勤務が少ない
デメリット
給料は安め
退職金はなし
ボーナスはないことが多い
短時間正社員
短時間正社員とはフルタイム正社員と比較して、1週間の所定労働時間が短い正規型の社員であって、次のいずれにも該当する社員のことを言います。
①期間の定めのない労働契約(無期労働契約)を締結している
②時間当たりの基本給及び賞与・退職金等の算定方法等が同種のフルタイム正社員と同等
メリット
短時間での勤務が可能
給与が高い
給与の他に昇給や賞与がある
キャリアアップを目指せる
手当てや福利厚生が充実している
デメリット
制度を導入していない職場もあり
子供の年齢別による職場選びのポイント
子供といっても年齢によって重要視したい職場選びのポイントはさまざまです。
出生~3歳ころ
特徴
・免疫力が未発達であるため風邪など様々な感染症にかかりやすい
・食事や排せつ、睡眠など身のまわりの世話の多くに介助が必要
職場選びのポイント
体調不良で休むことが多いため休みやすい職場(スタッフの人数が多い職場)を選ぶことが大切。
土日勤務や夜勤、残業も可能な限り少ない職場を選ぶとよいでしょう。
3歳から小学校入学まで
特徴
・子供の体力がついてくるため、風邪など感染症で仕事を休む回数が減ってくる
・子供が身のまわりのことが自分でできるようになる移行時期だが、親の見守りと手助けが必要
職場選びのポイント
子供はまだまだ手助けが必要な時期です。
土日勤務や夜勤、残業が少ない職場を優先的に選ぶとよいです。
風邪などで休む回数は減ってくるのでスタッフの人数の多い職場という条件は必須ではないかもしれません。
小学校低学年
特徴
・小学校に入学し、学習面や生活習慣でのサポートが必要
・日常生活の世話は減るが、一人での留守番は難しい
・学童に入所した場合、保育所に比べ学童での預かり時間が短いことが多い
・小学校入学という環境の変化により子供の精神的なサポートが必要になることもある
職場選びのポイント
学習サポートなど保育所時代とは異なるサポートが必要になってくる時期です。
残業の少ない職場や預かり時間にあわせた勤務ができる職場を選ぶとよいでしょう。
小学校高学年から
特徴
・自分のことや留守番もでできるようになる。
・教育にお金がかかるようになってくることが多い。
・学童に通っている場合、小学校高学年になるとやめる子供もでてくる。
職場選びのポイント
教育にもお金がかかってくる時期です。
サポートがあれば夜勤や土日勤務も可能ですが、放課後ひとりで自宅ですごすような場合は残業の少ない職場を選ぶとよいでしょう。
求人探しには転職サービスを使おう
忙しい子育て中の看護師は転職活動をするのも大変です。
看護師転職サイトは待遇面に関しての条件交渉を行ってくれます。
直接聞きにくい残業時間の有無や程度、休みの取りやすさ、賞与や年収などを代行して確認してくれます。
また病院の内部事情や人間関係なども教えてくれることもあります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は育児中の看護師のおすすめの職場を紹介しました。
おすすめの職場や雇用形態を参考に、子どもの年齢にあわせた勤務条件のかなう職場をさがしてみてはどうでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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