子供がうまれ時短勤務で働きたいけど、実際のところ定時で帰れるのか気になりますよね。
こんな疑問にお答えします。
本記事では、私が実際に働いていた総合病院での時短勤務の残業状況と、残業を減らすために気をつけていたポイントをご紹介したいと思います。
育児休暇中のママさんやこれから時短勤務を考えているママさんに参考にしてもらえるとうれしいです。
こんな方におすすめ
- 総合病院での時短勤務の残業状況を知りたい方
- 時短勤務で残業を減らすために気を付けることは何か知りたい方
時短勤務とは?
まずは時短勤務について説明しましょう。
時短勤務とは育児介護休業法に定められている制度のことで短時間勤務制度ともいいます。
事業主は、3歳に満たない子を養育する労働者について、労働者が希望すれば利用できる、所
定労働時間を短縮することにより当該労働者が就業しつつ子を養育することを容易にするための
措置(短時間勤務制度)を講じなければなりません。
つまり3歳未満の子を育てる労働者が希望すればとれる、労働時間を短縮することができる制度です。
具体的な内容については職場の規定により異なります。
私の職場では時短勤務者の勤務時間の選択肢は多く、6時間、6時間30分、7時間、7時間半から選ぶことが可能でした。
私は、時短勤務中8時30分から15時30分までの6時間勤務を選択していました。
時短勤務も残業はある?
結論、残業はありました。
急性期総合病院の一般病棟、緩和ケア病棟に勤務していましたが、
一般病棟で30分から1時間、
緩和ケア病棟で~30分程度の残業が多かったです。
また、前残業で情報収集のために15〜20分前には勤務開始していました。
残業内容は
一般病棟では内服薬の整理や急変対応、時間外検査など処置
緩和ケア病棟では記録類で残業になることが多くありました。
もちろん定時で終了できることもありますが、チームで動いているため残業時間が一緒に働くリーダーやスタッフの力量や調整力に左右されることも多かったです。
一般病棟では、時短勤務者が看護学生の実習指導の担当になることもありました。
学生指導や記録物の点検などが重なると2時間以上の残業になることもありました
私の場合はたまたま緩和ケア病棟へ部署異動となったため、移動後は残業時間が大きく減りました。
しかし、時短勤務とはいえ子供は朝早くから夕方まで保育園。
毎日必死で定時退社を目指してました。
残業を減らしたい! そんな私が気を付けたこと
午前中が勝負。朝のうちに流れをイメージする
どんな忙しい病棟でも朝の時間帯は比較的静かなことが多いです。
そして自分の集中力も一番高いです。
朝のうちに1日の流れをイメージして午前中にできることは終わらせます。
午後から夕方になると突発的な仕事が出てくることもありますが、午前中にある程度の仕事をこなしておくとそんな時にも慌てません。
余裕があれば他のスタッフのお手伝いをすることもできます。
朝は気合いで乗り切りましょう。
スタッフとの連携はとっても大切
リーダーや上司、一緒に働くスタッフとの密な連携は不可欠です。
時短勤務は勤務時間が短いため途中で仕事をスタッフに依頼して帰宅したり、逆にスタッフが仕事を請け負ってくれており途中から引き継ぐこともあります。
上司・同僚の負担・自分の負担の両方を軽減するため、仕事の進行状況は早めに、そしてこまめに伝えることを心掛けました。
時短勤務者は依頼することが多いため、肩身が狭くスタッフに声をかけずらいこともあるかもしれません。
しかし、依頼することが多い立場であるからこそ事故なく安全に仕事をするためにもコミュニケーションを大切にする必要があります。
記録と申し送りは端的明瞭に
記録や申し送りは無駄なをはぶき、必要な情報だけを伝えることで、時間を節約できます。
一旦自分の中で内容を整理し、効率的な情報伝達を心がけました。
できること、できないことのメリハリをつけてはたらく
勤務終了なのに仕事を頼まれてしまった…。
働いているとよくありました。
気持ちはもちろん定時で帰りたいけれど、スタッフの力にもなりたい。
そんな時はチーム全体の動きを見て、優先順位をつけながら働くことを意識していました。
病院で働いている以上患者さんの急変などの時には残業が必要になることもあります。
どうしても定時で帰らなくてはならない日だってあります。
自分にできること、できないことは何かを考え、メリハリをしっかりつけて働くことを心掛けていました。
サポートしてくれる同僚への気づかいとあいさつは大切に
これが個人的にはいちばん大事だと思っています。
たしかに時短勤務は法で定められたものであり、負い目を感じる必要はまったくありません。
しかし自分が抜けたあと、残った仕事の対応をしてくれる同僚がいることも事実です。
サポートしてくれる同僚へ感謝の気持ちはしっかり伝え、先に勤務終了するときもあいさつを忘れずに。
明るく楽しい雰囲気はチーム全体のモチベーションを高め、ストレス軽減につながります。
疲れている顔でも無理やり口角あげて笑顔のキープを!
それでも残業が減らない… そんな時は
部署異動を希望してみよう
総合病院は部署によって残業時間に差が出ることが多いです。
実際私も一般病棟から緩和ケア病棟へ異動したことにより残業時間は大幅に減少しました。
上司に相談し配置転換してもらい、働きやすい環境を整えてみてもよいかもしれません。
転職を視野に入れてみよう
部署異動の希望がかなわない、すでに今いる部署が一番残業の少ない部署であるなどの場合は転職を視野に入れてみてもよいかもしれません。
登録は無料なので自分に合った働き方をさがしてみてもよいと思います。
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いかがでしたでしょうか。
時短勤務の残業の実態と残業を減らすために気をつけることについてお伝えしました。
時短勤務で頑張るワーママ看護師の皆さんが、少しでも残業を減らし、楽しく充実した仕事ができるよう応援しています!
以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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